JR駅構内の案内表示で注目される
佐藤修悦氏の文字「修悦体」に感銘を受け、氏へのオマージュをこめて週末のイベント用の看板を製作しました。
あまり詳しく研究せずに真似てみたのですが、後にYouTubeで製作風景を見ると作り方が全く違う。氏の方法は文字の構成をまるで柱や梁を架け渡すように構築してから、不要なところをカッターで削る取るもの。スピード感があり、実に建築的な手法であることがわかります。
僕の場合は左手にガムテープ、右手にカッターで切れ目を入れながら曲げていく方法です。字画のひとつひとつがまるでゴムの塊になったような感覚が非常に面白く、「書道」として十分成り立ちます。
実際やってみると、素材と技術に制約があることが独特の生命感を生み、説得力を持っていることがわかります。本来、独自性や個性というのはそういうものから派生するものです。
ちなみに僕の文字のフォントは高速道路の表示に使われているものを引用しました。
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