春の陽気に誘われて、久しぶりにヤマハSRX-4で出かけました。
室内でアイディアをひねり出すような日々が続いていて、気がつけば季節はすっかり初夏の風情。木々の若葉のライムグリーンや、山吹のクロムイエローが目にまぶしく、山々を縫って走れば、湿った土や植物の仄かな香りが鼻をくすぐります。バイクならではの恩恵です。
目的地は丸森町筆甫(ひっぽ)で行われる上映会。知人より案内を頂いていた日本人の監督によるチベット関連のドキュメンタリー「モゥモ・チェンガ」という作品です。しかし快調に飛ばしすぎて思わず道を間違い、結局ギリギリセーフ。会場である旧中学校体育館は既に満員。最近のニュースも手伝って相当な関心の高さが伺えました。
1時間40分の映画を見終えたところで、余韻が冷め止まぬまま会場を後にしました。後援会やもう一つ上映があったのですが、今回は涙を飲んで再びバイクで走り出しました。今回もう一つの目的は、家族が企画するポスター撮影のロケハンも兼ねていたのです。明るいうちに移動せねばなりません。
そのまま県境の「松阪峠」を越え福島県梁川町に。峠は霊山が近いので、景色も絶景。対向車も無く快調に山を駆け降りて、遅い昼食は「伊達鶏」のからあげです。揚げたてはジューシーでとっても柔らか。値段も安くて満足です。
帰りは阿武隈川沿いの渓谷を下って走りました。夕日を背中に浴びて、深い谷が創る陰影のコントラストの美しさ、対照的に悠々と流れる川の沈黙。その雄大さが日々細々と積もる生活のストレスを浄化してくれました。
これから出産・育児を控えていて難しいですが、次回はもっと時間をとって出かけたいなぁ・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿