2008年3月14日金曜日

病院で容れ立ての珈琲を飲むには・・・

僕には入院中で身重のツマがいますが、毎日のように飲んでいた珈琲が飲めません。

点滴チューブにつながれているので喫茶店で容れ立てのコーヒーを飲めるような状況になく、かといって自宅で使っている道具を持ち込む訳にも行かない。
ちょうどそこにキャンプなどの野外イベントや、あるいは普段使いできる様にと取り寄せたドリッパーが到着。それがこの「カリタ ニューカントリー102」です。


これは単純な作りですが、上の器にお湯を注ぐと小さな穴からコーヒー豆に蒸らすように降り注ぎ、手軽にドリップ式珈琲が容れられる優れ物。僕が設計事務所に弟子入りしたときに同形のポットがあり、朝の掃除が終わると打合せ前に必ずこれを使って始まりの一杯を容れるのが僕の日課でした・・・。

「おおっ、これならお湯さえあれば病院でも飲めるぞ」と早速面会に持参しました。
これを見せた時の彼女の目の輝きようといったら、まるで砂漠の中のオアシスを見つけたがごときです。お湯が談話室のポットから、粉はおまけのブレンド豆でしたが、念願の容れ立てを二人で飲むことができました。
(もちろん彼女は量を控えめに)

ホワイトデーを彩るには素敵な助っ人でした。

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