2007年2月20日火曜日

初心に帰って


 書きたいことがうずたかく心のダムに溜め込まれているのに、それを落ち着いて文章にすることができない、余裕の無い日々が続いてしまっている。このまま続くと堰が決壊しそうである。

 単純にスケジュールが混みあっているから、と思い込んでいたが、どうもそうではないようだ。
 誰が読むかも分からないネットのページ、「上手くまとめて」「多くの人に分かりやすく」「格好良く」と体裁ばかりを気にしすぎて膠着していたのかもしれない。
 このエッセイはそもそも設計やデザインを語る前に「人間」として日々どんな考えでいるかを、少しでも興味を持っていただいた人々に伝えたい為に設けたものだ。共感した人とものづくりをした方が良い仕事ができる可能性が高いし、エッセイへの賛成反対も含め「人とつながること」(最近僕は脳外シナプスと呼んでいる)の足がかりを期待しているからだ。

 言葉は難しい。人と人が分かりあうことはもっと難しい。だから理解されなかった時の失望を恐れ、人は口を閉ざし、あるいは多くの言葉の壁を築いてしまうのだろうか。知らない間に築いてしまった壁は、よほど豊かな耳を持つ人との出会わない限り気づきにくい。あぁ、かつて灼熱のインドの路上にいた23才の私は、「水を!」と世界に叫んでいたではないか。
 初心に帰って、新しい出来事も、大昔の出来事もできるだけ放出していこうと思う。言葉選びはできるだけ慎重にしたいと思うが、読みにくい文章になるかもしれない。何卒ご容赦を。

(メールで異論反論などコメントを頂ければ励みにもなります。)

 ということで今年初更新のエッセイ。
恒例の年賀状拙画を載せて、ア・ハッピー・ニュー・イヤー!(笑)

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