2009年9月28日月曜日

5年ぶりの柿渋作り

白石の町遊び企画集団、蔵富人(くらふと)へ久々の参加です。
この5年余り地元の白石和紙に着目して、その普及の為の活動をしてきましたが、和紙の染めや補強に使う「柿渋」が底を尽きもう一度作ることになったのです。
そう白石は柿も特産なのです。本場京都でも柿を摘むところから柿渋作りに関われるなんて、そうある機会ではないでしょうね。

特にタンニンが多く含まれ柿渋に向いている「豆柿」を地元の農家のご厚意で摘ませて頂きました。
小さな木なのにドングリ大の実がびっしり成っています。


種が未成熟な青いものが適しているそうです。お彼岸前に収穫が鉄則と、和紙作りの遠藤まし子さんから教えられましたが、なんとかセーフの様です。


有り難く学生さんと一緒に、みんなで取り尽くしました。提供していただきありがとうございました。

実を選別して持ち帰り、丁寧に洗い、ジューサーに掛けて果汁を絞ります。前回貯蔵した古瓶をひっくり返すとオリで固まった柿渋が出てきました。5年ものの古柿渋を舐めてみると、すっかり角が取れたいぶし銀の渋い味。


時間切れで途中退場しましたが、腐らずにいい柿渋になることを祈って熟成を待つことにしましょう。

柿(渋)は食品加工・染色・防水・塗装・薬と最強の万能選手。日本のオリーブともいえるかもしれませんね。

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